口腔粘膜・口腔内科
口腔粘膜・口腔内科
大学病院や総合病院での口腔がん治療や地域の口腔がん検診を直接行ってきた経験をもとに、口腔粘膜疾患の専門的な診断と治療を行います。
必要に応じて細菌検査・細胞検査・血液検査・画像検査など各種検査も実施し、病変の正確な評価を行います。
糖尿病・自己免疫疾患・薬剤性の影響など、全身的な背景を考慮した包括的な診療を行います。
原因が分かりにくい口内炎や灼熱感、違和感などにも、患者様の生活の質を重視して対応します。
必要に応じて皮膚科・耳鼻科・内科など他科や専門医療機関と連携し、より安全で確実な診断・治療を目指します。

口腔粘膜・口腔内科とは、口の中の粘膜や舌、唇、歯肉、頬の内側などに生じる病変や症状を専門的に診る分野です。
「なかなか治らない口内炎」「舌がヒリヒリする」「口の中に白い斑点がある」「口角が切れて痛い」「口の中が乾く」など、一見ささいに見える症状でも、背景には全身疾患や薬の影響が隠れている場合があります。
主な疾患としては、
などが挙げられます。
これらは、感染・免疫・アレルギー・ホルモン・薬剤・ストレスなど多くの要因が関係しており、単なる「口のトラブル」として片づけられないことも少なくありません。
当院では、まず丁寧な問診と視診・触診を行い、症状の経過・全身状態・服薬内容などを詳しく確認します。必要に応じて、細菌検査や細胞検査、血液検査などを実施し、病変の性状を科学的に評価します。
また、症状だけでなく患者様の「困りごと」や「不安」に寄り添うことを重視しています。痛みや違和感を和らげる処置や投薬、生活指導を行いながら、再発予防にも力を入れています。
これまでの口腔がん治療や地域の口腔がん検診に直接関わってきた経験をもとに、悪性病変(口腔がんなど)の早期発見にも力を入れており、少しでも疑わしい場合には速やかに専門医療機関と連携を取ります。
「何科に行けばよいか分からない」ような口腔内の不調に対して、安心して相談できる窓口としての役割を担っています。
口腔は「全身の健康の鏡」ともいわれます。口腔粘膜の異常は、しばしば糖尿病・自己免疫疾患(例:シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス)・血液疾患・薬剤性反応など、全身的な病態のサインであることがあります。
また、抗がん剤治療や放射線治療後の口内炎、免疫抑制療法中の口腔感染症など、医科治療との密接な関係も無視できません。
当院では、これらの背景を理解した上で、医科との連携を重視した総合的な診療を行っています。必要に応じて、主治医との情報共有や治療計画の調整を行い、口腔から全身の健康を支えることを目指しています。
「口内炎かな」と思っていた症状が、実は全身疾患の初期サインであることもあります。長引く口内炎や、原因の分からない違和感・痛みなどでお困りの方は、一度当院の口腔粘膜・口腔内科へご相談ください。
お口の中の小さな異変にも、確かな知識と経験で丁寧に対応いたします。
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