症状から探す
症状から探す
顎の痛みや開けにくさは、顎関節症やあご周囲の炎症などが考えられます。口が開けにくい、開閉時にあごが痛む、口が開かない、カクカクと音がするなどの症状がある場合は、放置せずに早めに受診しましょう。悪化すると、食事や会話にも支障をきたす恐れがあります。
「親知らず」の痛みは、生えてくるときに歯肉が他の歯によって傷つけられたり、細菌に感染し炎症を起こしたりすることによって生じます。
「親知らず」は歯肉が部分的に被ることで不潔になり、炎症が起こりやすくなります。この歯肉の炎症を智歯周囲炎(ちししゅういえん)といい、20歳前後の方によく見られる症状です。
親知らず周囲の歯肉の洗浄や消毒を行い、抗菌薬と消炎鎮痛薬の内服、うがい薬を使用して頂き、いったん症状が落ち着くまで消炎治療を行います。周囲歯肉の痛みや腫れがあるときに抜歯を行うと、術後の痛みや腫れが悪化するおそれが高く、症状の落ち着いているときに抜歯することが推奨されています。
口唇ヘルペスや口角炎など、ウイルス感染や栄養不足、物理的な刺激など多彩な原因が考えられます。軽度の場合は保湿や生活習慣の改善で治ることもありますが、症状が長引いたり、繰り返し起こる場合は早めに受診し、適切な治療と生活習慣の見直しが必要です。
咬みにくさはさまざまな原因で生じる可能性があります。歯や歯周組織、咬み合わせ、詰め物の不適合、顎関節や咀嚼筋などの異常などのいずれによっても生じます。咬みにくい、咬むと痛いといった症状がある場合は、放置せずに早めに受診しましょう。悪化すると、食事や会話にも支障をきたす恐れがあります。
歯が欠けてしまうと、見た目が気になるだけでなく、食事中に食べ物が挟まりやすくなったり、口腔内や舌を傷つけてしまうリスクが高まります。また、放置するとむし歯の進行や歯周病の原因になる場合もあります。欠けた部分の大きさや場所によって治療法は異なりますが、可能な限り早めに受診いただくことが重要です。
欠けた原因を考慮した対応を行うことが重要です。同時に他の歯の再発を防止する必要もあります。
歯の状態を診断し、レントゲンなどで骨や歯根の状態も確認し、欠け方に応じた詰め物(インレーやレジン)・クラウンなどで修復します。
歯が根元まで割れるなど欠け方によっては、抜歯を行わなくてはならないこともあります。その場合、抜歯した後の欠損部位への対処も必要となります(ブリッジ・入れ歯・インプラントなど最適な補綴治療をご提案致します)。
口の中に痛みを伴う白い斑点や潰瘍ができた状態を「口内炎」といいます。免疫力の低下やビタミン不足、ストレスなどが主な原因ですが、ウイルスや細菌感染によるもの、あるいは歯の詰め物などが擦れて起こる場合もあります。症状が長引いたり、繰り返し起こる場合は早めに受診し、適切な治療と生活習慣の見直しが必要です。
歯や歯肉の痛みは大きく2つに分けられます。1つは歯や歯周組織そのものが原因(むし歯や歯周病など)で起こる痛み、もう1つは、歯が原因ではないにもかかわらず歯が痛く感じている状態で、これを非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)といいます。歯や周辺組織の炎症(歯周炎、親知らずなど)であれば、それらの治療を適切に行えば痛みは治癒しますが、非歯原性歯痛の場合、痛みを感じている場所の歯の治療を行っても症状は改善しません(歯痛のおよそ2~9%程度は、非歯原性歯痛と言われています)。
「歯が痛い」と感じても、患者様一人ひとりで原因や症状の出方は異なります。原因のはっきりしない歯の痛みに対して適切な治療を進めるためには、痛みの性質や場所を丁寧に確認し、慎重に検査・診断を行うことが大切です。かかりつけ歯科や口腔外科にて歯や歯肉に悪いところはなく、原因が分からないと言われている場合、非歯原性歯痛の可能性が考えられますので、当院の口腔顔面痛外来の受診をご検討ください。
など
非歯原性歯痛の専門家である米国口腔顔面痛専門医が専門外来を開設しています。
問診や精密検査(レントゲンや口腔内検査など)を行い、国際的な診断基準に基づき診断を行い、適切な治療をご提案いたします。
TOP